2011.04.07 (Thu)

国道206号線です。
この国道は、長崎県では比較的短い部類に入る国道です。
そして、2桁の国道ではないため、(かつては)二級国道と呼ばれていました。
ではまず、二級国道について~。
・・・
二級国道とは、
『人口十万人以上の市(重要都市)を連絡する道路』
『重要都市と一級国道とを連絡する道路』
『港や空港その他重要な地同士、あるいはそれらと一級国道とを連絡する道路』
『二つ以上の市を連結して一級国道に達する道路』
の、いずれかを満たす国道のことである。
つまり、一級国道は県同士を結ぶ国道がほとんどですが(もしかしたら全部?)、
二級国道はそのほか、国道同士や港などの重要地を結ぶ国道と言うわけです。
そして206号線はどういう国道かと言うと、長崎市と佐世保市を結ぶ国道です。
長崎市・佐世保市どちらも人口50万人弱。重要都市を結ぶ国道ですね。
主な経由地は以下のとおり。総延長は72.6km。
長崎市→時津町→(琴海町)→西海市→佐世保市
公式には、長崎市県庁前交差点から始まり、佐世保市八幡歩道橋で終点です。
・・・が、国道表示板が表す206号線は、長崎市宝町交差点から西海市小迎交差点までです。
という風になるのは、この国道には重複区間というものがあるからです。
実は、ほぼ全ての国道には重複区間があり、
この206号線は202号線・35号線・204号線と重複しています。
重複区間についてはまた別の機会に。
・・・
では改めて、206号線の魅力をば・・・
206号線と言えば、沿線上に素敵なテーマパーク(だったもの)や、動物園などありますが、
それらよりも何よりも、
『長崎県を南北に移動するための大動脈』
だと言うことです。
長崎県はとても複雑な形状をしてるので、県央(大村市など)ならともかく、
県南から県北、あるいは逆の移動と言うのがとても大変です。
画像のオレンジの道でも長崎県を南北に移動できるんですが、見たとおり、ともかく遠回りで!

青が206号線、オレンジが202号線。どっちが近道かは一目瞭然。
・・・と言うわけで、206号線の活躍の場となるわけです!
総延長のところにも書きましたが、この国道を走れば
長崎~佐世保間を80km弱で走破出来ます。
しかも、通過点の西海市(旧西彼町部分)は交通量が少なく、快適に走行できます。
(裏を返せば、西彼で混んでいたら、もはや・・・となるんですが;;)
・・・
国道沿いにはコンビニ等の施設はありますが、
正直、走るには面白みの少ない国道だと思います。
下手に走ると眠くなる道でもあります。
が、この国道は実用性が一番!と言えるでしょう。
長崎市からなら、高速道路使って佐世保に行くのとほぼ変わらない時間でいけますしね♪
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